テキスト1972
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アカシャ、カーネーションを黄士色の花瓶に活けました。自由花形ですが、右勝手の副の部分と留の部分にアカシヤが人つており、胴中間と控の部にカーネーションの淡紅と濃紅が8本入っています。R而でみるように、かなり前方へ出ており、カーネーションも前方へ傾けて出してあり突す。前面からみると、かなり下へさがつているアカジャもカーネーションも、側面からは下つているように見えません。正而写真でみる留の垂れたアカシャは、側面写真のいちばん布方へ長く出た枝だということになり交す。留はずいぷん長く前方へ出ていろということになります。さて、以|の3作によって盛花瓶花の奥行、伯後の深さについて説明したのですが、すべての作品がこの程度だと考えられて誤りはありません。なお、白黒写真で説明できないのは色彩の問題です。このテキストではカラー写真が使えないのが残念ですが、この四月にかねてお約束の「いけばなの四季」'~仮名!~という本が出来る予定です。カラー写真の作品が多数ありますから、ぜひそれをみて欲しいと思っています。アカシャカーネーション同じ瓶花(前面)(側血)R 8 前面と側面R R@

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