テキスト1972
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20センチ、高さ12センチ)⑪花器はコバルト色に紺色の図案のある手附花瓶。口が細いので花材は多く入らない。こんな花器には少くともはっきりとした色の花、印象の強い花を入れたい。写真の花は赤紫色のデンドロビュームの花2本、これに淡い掲色の枯葉(インコアナナス)を添えて挿した。洋室向きの小さい瓶花。Rこれも洋風の手附花瓶である。掲色の陶器だが低く横に平たい。(横花は朱色の実のサンザシ、立体形の枝の形に変化があり、古雅な感じの材料である。低い花器に上にのびた花材を挿し、副材に「北斗七星」という名の黄掲色の細弁の菊を入れる。渋く上品な好みの瓶花。R黒く光沢のある陶器の手附花瓶。洋蘭のシンビデュームは黄と淡紅色の花。アロカシアの葉を足もとにつけ、渋い紅色の楓(ベニサンゴ)を一本入れる。蘭の曲線に対して楓の直線の配合、単純な線の組み合せによって花形を作った。広葉を足もとにつけて瓶花の識子を作った。R 5 姦⑪ デンドロビューム・レデーハミルトンインコアナナスの枯葉シンピデュームァロカシャ楓R サンザシキク

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