テキスト1971
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ヽ量青色の方形水盤。花材は楓のベニサソ`、コに莱の花の2種。なたねはすでにのびて緑の葉もみずみずしく、黄色の花が咲いている。この盛花の菜種の花葉の前へ楓の紅褐色の枝の重なりがねらいどころで、柔いなたねの花葉に細い枝の調和が美しく効果的である。花形は左右にひろがった対照的な形で、右前の斜に出たベニサンゴの枝と、中央の後方深く控えた菜種の1本で、前後の奥行をとっている。中央の下部になたね1本、前方へ強く出ている。⑭ べにさんとなたねジャの白花、ゴムの葉を2枚さし加えた四種の盛花である。花器は淡い褐色の陶器だが、花材の分羅が比較的多く賑かにたっぷりとした感じの盛花である。料で春らしい感じを豊かにみせている°‘‘コムの葉は前向きにならべてさしてあるが、この使い方が一ばん形がよい。材料の種類の多い場合は配色に注意がいる。混雑しないように美しい枝葉のさばき方に注意する。こでまりあざみフリーヂャ、、コムこでまり、あざみの紅花、フリーこでまりとあざみは温室裁培の材サンセベリア対ページの盛花。サソセベリア、アイリス2種を三角型水盤に活けた。直立した立体調の盛花である。花器が強い直線的な感じなので、この花器には細くやさしい日本趣味の花材は調子が悪い。太く強い木もの、洋種の草花でも直線的なものがよい。花器の色調や惑じを考えて花材を選択することが望ましい。上方へのびるこの2種の材料は、花型としても変っており、単調な中にたくましい力をもっている作品といえる。アイリス自由花型⑮ ⑯ ⑭ 10

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