テキスト1971
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⑨ に白大輪3本、足もとに白小菊をそえる。枝の後方に大輪菊がみえて奥行を作っており効果的である。左方の菊の置き方、前の小菊、いずれも形よくおさまっている。⑧ 楓の紅色のずわえ(べにさんど)花器は橙色の方形腰高花瓶単弁菊水仙年末に咲く湿室菊、白い単弁のべにさんど菊花が清楚である。これに水仙を添え、二つの花材が同じ力でならびたっている形、左右に少しひらいて中央にすきまをみせている。花器は紺色に白線のある明るい陶器⑩淡紅色ぽけ百合複雑なぽけの線に特徴のある瓶花である。百合の縁色の花と葉を後方においてその前に枝を重ねたので、ボケが煩わしくみえない。8 ⑩ ⑨⑧

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