テキスト1971
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④ ② ③ ⑨細口の銅の花瓶。花材は朱色のサソキライの実、白椿2種を垂体に活けた。垂体の場合は上方へは花材を登らせず下方にさげる。前方へ花器の前へ重なったサンキライ、左方にのびた枝。垂れた椿も形がよい。③晩秋から冬にかけて実ものの材料が多い。その中でこの「サワミヅキ」は濃い赤色の実が枝に群って、ことに美しい。ハボタンの浪い紫紺、白と縁のもの2本を添えて、花のない配合である。花器は濃紺の鉢゜ゴンドラ船のような形の黒色の陶器。形が面白い。淡黄色のラッパスイセンの花、白縁の葉の色調が美しい。単純ですっきりとした盛花。6 ③ ラッパスイセン⑤自由花型③ ④ サンキライハボタ‘ノカラミヅキ白椿

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