テキスト1971
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(副材の形)Rにしきぎ白大輪菊R こくわずるt.JJのツルの形と同じような左右対Rにしきぎは十一月に紅葉の災しい木である。朱色の小粒の実がつき木振りは突出した角度があって矢筈(やはず)のような形をしている。錦木という字の忍味もあって、伝統的にお祝いの席に適した花材といわれている。前。ヘージのツルモドキの対照形は下部に副材をつけている。このにしきぎの対照形は白の大愉菊をー方に砂く上げてにしきぎの後力に人れているのが特徴である。大愉の花はどの場合も花の配列に変化のあるように考えることが大切である。この瓶花は花船も屯味のあるどっしりとした壷(成土色)で花も強い悠じの瓶花ということができる。Rコクワヅルの木振りの変化のあるものを選んで4本、腰を高くあげて、その下邪に副材を入れようというねらいである。上部のツルをかぶせるように右に3木、方に1本入れて、その下祁に,1椿を、これも左右に枝葉化をさし出すように人れて照の形をトトニ段に⑰ねた形である。ぷりはツル3本に対して椿は軽く、左方はッル1本に対して椿を菫く人れて、その均術を考えている。ツルモドキの場合は下部にツバキを入れ、ニシキギの場合は上方に、コクワの楊合は中段に人れたことになる。4 白椿

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