テキスト1971
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疇‘’\,[ダ.,',-`JF ir.と・{ '〜}l \-f. 9、·‘f·『59g3}る。t心・し>\ー{;‘』① 冬な燃.~”> クや、”•Xー,"ヽ~``属①水あげの悪い花はいろいろある。五月から九月まで初夏から初秋まで暑い季節の草花には、水揚のよくない材料がかなり多いのだが、その中の代表選手といつてもよいのは蓮である。蓮の咲くのは七月から八月、ま夏の材料なのでことに季節的にもむづかしいのだが、蓮というと仏さまのお花と思われるように、一般的には好まれる花ではないが、夏の朝まだきに蓮池に入って、朝露の中から蓮をきる気持は、渓流で魚をつる人達の気持と同じ様に、まことにすがすがしい感じのするものであ午前四時半集合、参加者20人。尺、^岳ぃn[`ミtざ;.`)21;`.. 、,'‘ (9、I■ノl/.4、,N.9]9;iてヽ?ヽ一‘`ぃ」'~口2入.;t屯iゞ\'さ..’t)} J々`しクん0.\3ヶ‘.`ン、691ltt、 ‘、ヽiゞ3‘.、パ`',ヽ、ふ:、ふ:d7ン34i\入,-\\.' 、こ、噌[\`②すきもここまでくると、あの人おかしいのじゃないかと思われるほど朝早く集つて、自動車八台に分乗して明けきらぬ京阪国道をつる。参加者が多くなつては仕事がしにくいので、できるだけ制限したのだが、20人というのは適度の人数である。蓮花の水揚研究などというのは、近ごろ行なわれることもほとんどなくなったが、私の年若いころは大変盛んで、ひと夏に四、五回は蓮池へ飛びこんで熱をいれたものだが、それ以来、30年ぶりの今日のこの催しである。蓮池のある宇治川南方まで15キロ、明るくなった頃池につく。.. 峯ノ\9] ② ③池の堤防に立つてひろびろとした蓮池をながめる。夏の朝霧がしずかに流れてゆく。切りとりのはじめっ走に桑原先生のお話をきく。葉の性質と選び方、こんな葉はよい、これは水揚げがよくないと、実際を目の前にしながら説明をきく。花と巻葉は水揚げの心配はない。要はひらき葉の選び方とその形、それが活け上げてからの水揚げに関係があるというお話。さつそく男の人達八人が池に入って切りとり役、女性群はトラックの近くまでへの運び役と役割をきめて採集がはじまる。池は案外浅い。ひざまでの深さなので採集も楽である。③ ④ひらき葉は長さ2メーター程度のものを約二百枚きりとる。二十瓶のひらき葉は必要数百枚あれば十分である。一00枚に対して二00枚切るのは、その程度の予備の葉を用意しておき、活けるときまでの、材料のいたみを計算しているためである。運搬の途中にいたむもの、水揚中にいたむもの、必ずその程度の予備をもつのが蓮切りの常識なのである。さあ、とつて下さいとばかり池の中から渡す切りとり役。この中にはよくない姿勢の葉がありますね、首もとの曲ったような葉、これは若葉で水揚げがよくないのです。6 ④ ... 、,5`水揚の悪い蓮のいけばな,その切りとりから活けあげまで,朝寝ぽうでは,とても出来ませんというお話。専渓蓮のいけばな(8月1日)

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