テキスト1970
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R ② ① ② 体5――-5 面麟三面体は三方から見る場所に飾る盛花です。これは広い会場の中央の壁の前に置いて、右方からも正面からも、左方からも見る、といったところに飾る花型です。どちらも正面にみえる様に活けねばなりませんから、考案がいるということになります。花器の選定にも、材料の配合にも中々注意がいるわけです。ここに掲載の盛花は、A、B、C、とも一っの盛花です。よくみて下さい。(正面からみた作品)2 平面体(へいめんたい)在頭1ページの作品カスミソウヒマワリこのページ上の作品キキョウテッセン洋柿アジサイ(分体花型)前りで解説しました様に,平面体とは水盤に低く平らに作る盛花です。和室にも洋室にもテープ)レの上へ飾るのに適した花型といえます。少し調子をかえた2作をみていただきましよう。① P. lの平面休は,ガラス器に宿根カスミソウ,ヒマワリ,テッセンの三種の盛花です。色彩も淡泊ですし,ガラス器に軽やかに盛つた花は反の花として適しています。この上の写真は,黒い長方型の陶器水盤に,アジサイ(ハイトランヂャ)とキキョウの紫と白の花4本を低くさしました。株をわけて,平而体で分体花型をかねています。一つの盛花を三方面かA ら写真にとりました

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