テキスト1970
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7 ④ を定めななめに切り,反対がわに入れる。⑥ ⑦ 葉組みができると,それに寸法をあわせて,副2枚の葉が入ったので,次にその反対がわの2枚を入れる。④の写真の下部には2枚の葉のおさまつたもの,さらに2枚の葉を揃えて寸法この辺がいちばん大切なところで,葉のくせが密普するように,ためなおしてないと,さし入れてもぴつたりとそわない。葉がそわない葉組みでは,全体にしまりのある花型は作れないから,充分注意しつつ工程をすすめる。左手にはかまの部分をもち,下から袋へさしこむようにして,はかまの中へ対面の二枚をさし入れる。このとき左手で,はかまを小さくも⑤ みながらしずかにさし入れる。はかまの下にさし入れた葉がみえれば,下部より引く。これで2枚ずつ菫ねたことになったが,なお,よく密着するように指先で,まわりをおさえるC,2枚ずつの葉組みに長短のあるように作る。最後に花を入れる。花軸の長さをはかつて尖端を切り,葉組みのまん中へ徐々にさし入れる。はいりにくい場合が多いから,花軸の足もとに水をつけて入れやすくする。はかまの部分をもみながらさし入れる。花の高さは,花器}こ立ててからはちじめにくいから,さし込みのときによく計節する。この写頁の葉組みは「真」を作つているのだが,短かい場所の菜組みは,葉先きから,袴にさしこんでもよい。これで葉組みができたのだが,作つているうちは葉組の内部へ指をさし入れぬように。少しでも葉のひろがらないための注意である。頁の胴,留,控というように作つてゆく。葉組みが作れたら,細く柔かい紙紐又はビニー)レテープの様なものでゆわえておく。<せをつけるためである。活けるときはこのまま活け,活け上つてから,紙紐を切る。

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