テキスト1969
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ヽ—.{59・ t`at95‘,ヽf .. .~.. I..‘9 点)[•ヽi.> テ、t奮ヽ・‘.i々‘9:i.7<r.}~ ーr.、23‘i.t 9、‘',.、・し,"‘‘// `― , ‘[2i.`f‘•• "、/...'> 0 1.ti .4 9月20日、暦の上では中秋ということになっているのだが、今年はどうしたことか残暑が中々きびしい。来月号テキストのために、秋の山木野草を材料にしていけばなを作るその材料採集に、京都の西北、高雄から腐ガ峰への山道をハイキング、ということになった。ハイキングといつても名ばかりでほとんど自動車で沿線の谷川ぞいのくさむらや、六00メーター程度の山道に降り立って、なにかよい花材はないものかと、大変、横着な便利主義のハイキングである。私と浜村章子、助手の芦田陽子、太郎ちゃんという子供と、写真の小西進氏の5名。高山寺より清滝川に沿ってしばらく行くと中川。北山杉の本場である。この道は周山へ通ういわゆる周山街道で、枝垂桜で有名な常照皇寺へは約10キロほどのたんたんたる舗装の道である。中川郷をすぎて杉坂口より谷川の道に入る。これから8キロほど鷹ガ蜂までは、まだ京の北山の風情を残すしずかな山里の道である。大型の自動車でもどうにか通れる程度なので、洛北から洛西へ通じる大変便利な交通路なので、10分間ごとに車のゆきちがいのある程度だが、やがて舗装路にでもなれば、どつと押しかけることになるに違いない、と思われる。さて、杉坂口から光悦寺までの道は渓流にそうて、早い紅葉の枝がみえてまことに風雅である。2キロほどの山路に点々と人家が10軒ばかりあって、渓谷と山嶺の道にしずかな雅趣をみせている。道にそうて咲く山草や、木の実つきの面白いもの、いけばな材料になりそうなものを採集しながら、3時間ほどで光悦寺に出る。山の花材を採集していけばなを作るまで、それを写真にして雑文をそえながら見ていただくことにした。秋草の花が咲き、なにかのご参考になれば幸せである。京都の山は実に美しい。高尾から鷹ガ峰まで、入り口から出口まで如,•5.‘ 〜・:]-4.i”,,.ぞ,i` 豆、召グ//'.C•:J.P'.9 恣→9.‘9丸、\’}J-.ャ.、』汽”f9^ぶ'.し]、1さ・二忍、;・{党.こミ・ぷ'f.呼入ど`‘・ー`\`'←.,•. ぎ゜・ヘ.,ヽぷか・.,、へ,•• 一、J鱚さ、-`‘` `',5ぶ、.. ,hi.ゞ、 .^..ヽ^;:.S、.i.9』ふ[と、J 9fi.[./)、ゥt*、八.ぶぶ.ぷ`召←■~" fへ・倉',ぶ.ミ;.^.“2..9 ]・ベへ..”•• `. 1.` ‘. 名所の土地がつづいて、その中に氷室(ひむろ)のような伝説の村落がある。鳥獣戯画の高山寺、本阿弥光悦の光悦寺、いずれもいずれとして、古い時代の優れた芸術の生れた名蹟といえよう。いよいよ紅葉の11月である。いけばなのためのハイキングというのを皆さんにもおすすめした2 /J-` tへ含^兌.ヅ口{: `[;い•'1 •. •,・ヤ'.. _ ~,~~ ら`,\ .. .、'ヽ.• , ,~高雄(栂尾)をすぎて,しばらく行くと清滝川の渓谷を望む周山街道,紅葉には少し早いが斜面に群つて茂る杉木立の緑が目もさるめように新鮮である。このハイキングコースの終点,鷹が峰には有名な光悦寺がある。光悦寺垣にそうて残花の萩の花が,雅な趣きをみせていZ。.. 京都北山の秋高山寺より光悦寺までいけばなハイキングさびた紅の色をみせて,風9‘.‘ 鵬疇

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