テキスト1969
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99 ららギ人②居関の小さい附杏転(つけしよいん)に、この盛花を飾りました。窓の向うは庭、右方にも虹があり明るい光線の入る部屏です。さい窓ぎわの花ですが、下部は濃紺の引き戸、壁は褐色です。亦と褐色の小校様のある布地をしいて、それに花器を凶きました。花堺のコバルトが美しく色彩的にも曲和がよい。こんな小さい心念ぎわには白菊1本3尺の小の小品花、水仙1本を細口花瓶に挿したような小品もよく調和しますが、この悩化の様に方んにひろがりはあっても怪やかな憾じのものは、甲くるしい成だしもなく見られるものです。この窓の外には青葉の楓がみえます。凶子をあけて、いけばなのひまわりとかや、向うの古楓の緑との謁和もよい感じです。これも計算しているわけです。① ② 花器①ひまわりの枯花2本、しまがやの父ぃ2本、バラのピンクの花3本の盛花です。コバルト色の壷に、巾央にかや、後方にひまわり、前力にバラを挿して、かやの葉がひまわりの実と茎に直なるように考えてあります。褐色のひまわりに白と緑のたて線のかやの築の屯なりは色彩効呆があり、バラのビンクの花も美しい配合です。写真が悲くて火秘が出ませんが、奥行きと浮きのある技巧的にも美しい花でした。すすきの様に軽く葉のひろがりのある材料(灯柳、さんきらい、こでー・;'’|ーー、\まり、アカシャの様に)は、上方で左右に垂れさせ、足もとは引きしまった形に作ると悠じのよいものが出米ます。花器は小さくても安定感のあるものなれば、上方でひろげてもバランスのとれた花型となります。かや(すすき)の種類には、青すすき(山野H生)、やはずのすすき(段すすき)しまがや(固芸)かるかや(雄かるかや、めかるかや)すすき(園芸)などが一般的な種類です。山野、11化のものは水揚げが悪く、栽培のものは水似げがよい。4 しまがやひまわりコバルト色の壷糸

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