テキスト1969
114/147

花を活けるとき、まずどこへ飾るのかをきめることが第一条件です。花堺も礼もその場所によく調和するように選択せねばならないし、花の大きさや花刑もよく調和するように考えねばならないからです。お花は家庭のどの場所へ飾つてもよいわけですが、その例煽を作つて楊所といけばなの調和をみていただくこととしました。桑原富介軒の家の各所に花を活けたのですが、テキストの先グに1花器写したのとは島所をかえて写しました。こんな以所にも花を飾れるという参考のためです、特さんの御家庭にも、その場所によく謁和したお花を活けて下さい。① ①びく(魚篭)をうつした大ぶりの篭です。よくなれたきじのままの篭で口もとに細いしゅろ細がかけてあります。花材は「しまがや、。ハンパス、淡黄蜘、紫枯梗」の四柿です。たっぷりとした花船に花も大きくゆったりと入れました。。ハン。ハスの穂を前後に2本重ねて挿し、1本は緑の袋のままのものを、中心に贔く立て、菊は淡黄の単辮のものを2本、その後方にしまがやの若葉を添えました。紫桔梗は前のすそもと、左方に3本入れて色彩の配合をとつています。自然趣味翌かな投入れといえます。② .. ②玄関の次の間、内玄閲といった感じの部足です。八代の間にじゅうたんをしき、けあきの木地の台、少し大振りの篭の投入れ。装飾に民甚風の照明具が岡いてあります。氣軽な悠じの応接間で、少し粋す。花は大振りの投人れですが、この八塁には他に装飾がありませんので、こんな程度の装飾もわざとらしく見えまいわけです。このいけばなは右の方(玄閲)にも表のみえる様に作ってあります。(いき)奸みといった感じもありませ.. 2 ノぐン'パスしまがやききよう淡黄菊焦篭をうつした民芸風の篭まん.。の前お へ各別さのまの台数をが附多きけかれざばりつ、け花れはばふよすし‘けばなと場所桑原冨春軒にて

元のページ  ../index.html#114

このブックを見る