テキスト1968
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3冗1ことが大切である、)許通の平凡な配^では、新鮮な感じが得られない、何か新しい名案をと息う作者のこころが、花材の配^11や形、色晶.」よって、実際にあらわれるのであって、これは祈しいいけばなの最も人切なことである,この写真に見る様に、ふといは一たばに束ねて挿してある。ふといは一本一本と人れるのも目然趣味としてよいものだが、また、こんなにたばねて人れるのも形が而nぃ。栢物の性打を考え・る配合、その中に同色の緑がある、それぞれ形のことなった材料を糾み^11す、これもいげばなのテクニソクであるつRほうの木は木辿科の落菜喬木で、別称ほおがしわという月より六月へかけて木辿に似た白花をひらく。直線の枝に汝みどりの若菓をつけ淡泊清爽の感じの材料である。ほうの木と太蘭と直止した形の木と草を配合して、それに濃緑の葉色のみずみずしいバラ(クリーム色)を2本添えて瓶花を作った。初夏にふさわしいさつばりとした感じの花である。花器は濃いグレーの色の陶器で両端に切り込みのある変形の花耽である。の直立した形の凋和、木と草の同じ様にトガヘのびる材料の凋和というところが、ねらいどころで、この二柿の配^1に屯点があって、バラは色を添える程度のあしらいの花であるつ草木の中には秤々な形がある。多くの材料の中から、その形を選び出して取り合せ、ニ種三種の配合によって、そこに新しい感じを/み出す。これは作者の考案によるものだが、いけばなの新鮮さは、作者の新鮮な創意によってあらわされるもので、なによりもまず花材の配合のときに。何をあらわすか、どんなにして新しいものを作るかを、よく杓えるflly(扁壷)この瓶花は、ほうの木とふといふといほうの木ばら10センチ程度に留め、それへ花R白緑の葉、やまなし、朱赤のアマリリスの大輪咲き、新緑の中に見える赤が、目もさめる様に及しい。やまなしの小葉に対してアマリリスの大輪花、曲線の広葉の対照も考えている。花器のガラス器は、花材とともに初父の清爽さを作りあげている。アマリリスの様に太く柔い花軸は、先ず、剣山に木竹をアマリリスやまなし軸をさし込んで留めると倒れない。かいうの花も同様、竹を剣山に留めてさしこむ。この花型は対照劉なのだが、ガラス堺の口辺までやまなしの葉を低く挿して、ガラスと緑葉との重なりがすがすがしい愁じである。とにかく、この盛花は五月の季節の様に切る<颯爽とした感じだと息います。6 初夏⑮

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