テキスト1968
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cライラックはイギリス、フランスに多く栽培されているかんほくである。高さ3、4メーターにのびるこの木は、その稲類300種もあり、わが国では北海道に多い。「レニエ」の詩に太陽の若き光は古びたる瓦を暖め、リラは家々の狭き庭に咲くといつている様に、この花は青春のシンボルとして香り高い花。英語でライラック、仏語でリラ。cかゆうライラック三月より五月頃まで、私達が見るのは、淡い紫の花と白花のライラックで、枝の形は平凡だが、なんとなく明るい詩趣を感じる花である。写真は、カユウの白花にライラックの白、足もとに紫のスイトビーをあつめて、トルコブルーのカツ。フ型花器に入れてある。五月の清新な感覚の盛花であり、洋室に飾る花として適切であろう。(素子作)スイトピー⑪これも初及にふさわしい盛花である。うりはもみじとカユーの二種、花器は紫赤のシンシャの鉢に活けた。涵るみどり、という言葉に適切な新緑の楓、それにあしらったカユーの白花、季節慇の深い花である。楓の葉をたっぷりと花器の下までさげて、みずみずしさを出そうと考えて佑けたが、菓の群りの中に空間を作って褐色の枝の色を見せることも、大切なテクニックである。カユーの花軸の緑の直線を楓と並行させて高く登らせて、の⑬うりはもみじかゆうびやかな花型を作った。(配合例)ライラックウリハモミジウリハモミジ(白)カキツバタ(白)アイリス濃紫(紫、白)黒百合ク(紫、白)チューリッ。フ(黒)(紫)チューリツ。フ(白)(紫、白)バラ(黒赤)カキツバタハナショウプアザミ笹百合.... '' ... , // クク// ククククヤ

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