テキスト1968
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左右前後に出る枝葉の中に変化をつくるR褐色の枯れた実、はんの木、黄褐色のスカシュリ4本。ユリの緑の葉が新鮮である。花器はうすねずみ色の備前焼陶器でたつぶりとした形である。色彩的には黄褐色とグレーの配合が同色系のしずかな色調で、よい調和だと思う。花型は左右へのびた枝に変化をつくり、前方のはんの木、後方のれ、はんの木の枝と実を通してユリの花葉を見る様に作った。6作ユリと入A c Rガラス器(イタリア)は緑と褐色の斜線。カーネーションは紫赤色とビンクに赤色の交った変った色の大輪咲で美しい。カーネーシヨンは最近新種の大輪咲が栽培されるので、少し高価だが、こんな種類のものを使いたい。足もとに庭のたいさんぼくの枝を入れた。ガラスを透して見える足もとの線の美しい様に注意して活けた。(本子)c花器は宙灯の笠である。たっぷりとした而白い形なので花器に利用して見た。中筒を入れてアカシアとデンドロビュームのうす紫の花を4本入れ、足もとに石炭のまつ黒のかたまりを入れて色彩効呆を考えた。こんな巽質のものを入れたのは色彩の上の考え方で、意匠的な考案である。花型は左右均斉の対照型。4 対照R⑧c はんの木すかしゆりカーネーションたいさんぽくアカシアデンドロビユーム(石炭)型B

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