R．トルコ青（群青色）の壷に、白色のダリア4本、カシワゴムの大葉3枚を入れて瓶花とした。カシワゴムは熱帯産の植物、温室栽培の観葉植物（葉の美しさや形を観宜する目的でつくる柏物）で、直立した樹幹に葉のついている珍らしい葉ものである。ダリアの直線のしつかりした茎と、大きい葉の配合は、小細工のない大まかな直載的な感じの中に、モダンな味わいのある花である。白と緑の花材に、群青色の花瓶、しきものの白いレースとが清潔な感じを出している。花形としては変化がないが、色調と感覚に異色のある賄花といえよう。いけばなは精密な技巧のある花も好ましいが、時として、この花の様に単純明快な趣味もいいものである。この瓶花は活けやすそうに見えて、際は中々活けにくい。ダリアの並べ方と、カシワゴムの大葉の並べ方との調和、またカシワゴムのとまりにくい関係もあって、案外、技巧のいる花である。普通のゴムの葉にダリアの取合せでも同じ感じになる。ダリアの葉は水揚が悪いのと、この場合、カシワゴムの葉の緑がたっぷりとあるので、ダリアの葉はほとんど取り去つて入れた。B A Rとうもろこしの枯花と、テツボウユリの一輪つきのもの3本、モンステラの花器は黄褐色の陶器で、いわゆる黄色の地に褐色のあめぐすりのかかった変つた色調の花器。形も臼状の形に上部の中央に、3センチ丸の穴があり、その上部が窪んで水盤の様になつている。使いにくい変形の花瓶である。それだけに、活け上ると、中々感じの変った味わいがある。中央の小さい穴に、とうもろこしの茎材料は、花器の上に剣山をのせ、それに括した。白味を帯びた褐色のとうもろこしの穂の色、百合の白と緑、モンステラの談緑、花器の陪黄色、この配色が美し葉2枚を添えて瓶花を作った。を4本直立、少し前へ倒して挿し、他のし‘.o のと花との取り合せの瓶花だが、その他‘ゴム、カラジューム、アロカシャ、ドラセナ、アナナス、バンタナスの様に、洋種の観葉植物を活けることが多い。それぞれ形も異り、同じ様な活け方ではよくないが、配合としては、大体、同意に扱つてもよい。い絵の様な線が入って美しい葉だが、これに、バラ、カーネーションなど軽やかな花がよくうつる。また。洋種の葉ものだけを3種ばかりとり合せて活けるのも美しい。例えば、バンタナス、モンステラ、アジアソタム（シダ）の3種瓶花など、形も色も美しい配合であろう。この。ヘージの作品RRは、洋種の葉もカラジュームの葉は、緑に白い線、赤6 ．．．．． ダリアカシワゴムトウモロコシの枯花モンステラ白百合実
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