テキスト1967
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見越ーーうちみこしと見立てて'~9\` \ 材形花花材形①このばらん.. は「朝nばらん」といつて、葉先がくま白の変った種類のばらんである。ただ、葉先が白いというだけでなく、葉の形も普通のものとは少し変つており、なんとなく調子が迩う。変調なばらんを活けようと、わざとこのばらんを活けたのだが、足も短かく活けにくい。七枚は真、真の重ね葉、副、胴、留、総がこい、控の各々一枚ずつである。花形は、頁の葉を垂れIW字に使つて(これが普通とは変つている)、真の重ね葉が殆んど而立しており、(この菜を真と見立て、垂れ葉は内もよい)、とにかく真の部のこの2枚はバランスのむづかしい組み方がしてある。副はやや長く、留は軽く作ってあるが、この留も横に直線を引いた葉が変謁である。控も大きく長いし、とにかく、この葉蘭の生花は、普通でない。花型そのものは行の形でありながら、葉の糾了が変つているので、これは草(そう)の部に入る仕花である。卓の行ばらんを活ける場合に、この写真の真の様に垂れ葉に使うことは、殆んど少ない。これは特殊な楊合で、普通のばらんで、こんな真を作ったならば、必ずよくない結呆になる。朝日ばらんのしかも癖のある虹だから、こんな頁の使い様ができたーーという訳である。② 花花(B)の花形である。アマリリスの株分括ざし)生花である。七宝花留ぽうはなどめ)を使って活けた。水盤の生花は、やはり古風に七宝で活けると感じが土品である。剣山はなんとなくするどく足もとの感じがよくない。主株(おもかぶ)花、真と胴に葉、真、真かこい、副、見越、胴、胴のしずみ、控(7枚)子株(こかぶ)花↑1本)葉反対勝手の形をつくり、短い真、長い副(これが全体の留になる)短い留を入以上の様に使い、おもかぶに招の小さい葉を人れることもあり、留を省略してもよい。この葉の配岡の仕方は、ばらん、ぎほうし、おもとなど(それぞれ迄ったところがあるが)大休よく似ている。これが菜ものの凡礎の葉づかいの仕方である。祥花のアマリリスも、こんなに止花に活けあげると、ひきしまりのある技法と仕花の型によって、特殊な品格のあるいけばなとなる。主林と千株の中央の空間を美しくあけて、これを焦氾(ぎよどう)といい、すつきりと見せるところである。(2本)れ(3枚)(かぶわけ(しつ7 . ... あまりりす右膀手株分け挿草の花形のCC草の草)右勝手草の花形のBあさひばらん(草の行)R①

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