テキスト1967
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(淡彩的ないけばな)ききようつばきの葉c (対照刑ー)c夏から秋へかけては、実つきの木ものが風雅である。梅の実、びわ、柿の実つきなど、枝振りのよいものを選んで瓶花に活けると、の中に深い雅趣が感じられ、これにききよう、合、山菊などをあしらうと、いよいよびったりとした咸心じの花となる。肯梅の枝にききよう、ためとも百合、紫花のてつせんなど、よい調和であろうし、この写真にある様に、びわにききようは配色もよく、取合せのよい瓶花である。びわは黄ばんだ実よりも、まだ緑の実の頃が、一そう新鮮に見えて千節憾も深い。写真の瓶花はびわの小枝を4本あつめて、黒色の広r字留で留めたが、1々とまりにくく、右方へ傾けて2本、留の部へ裔く1本、前方みずぎわ低く1本を人れ、このみずぎわの小枝は前力へつき出て、花形の変化をつくり出している。ききようは中間の位附へ低く3本人れ、びわ全体が前へ傾いているので、ききようも少し前へ傾けて括してある。落約のあるH本趣味翌かな作品といえる。びわは枝振りのよいものを選択して活けるのだが、実つきは屯たく、密めるのにエ人のいる材料である。築の少ない幹に変化のあるものを選んで活ける様にする。111百n然趣味花瓶⑪なんてんの築は少く、枝振りに変化のある引きしまったものを3本返んで主材とした。花のあるこのごろは、新鮮な丑右葉もすがすがしく感じのよい材料である°せいひつばきの集の白くふいりのあるものを足もとに添えて、中間に談い紫のてつせんの花を1本人れた。紫の花が4輪、浅みどりの1に見えて、栢爽な慇じの、さっぱりとした色凋の盛花となった。頁、胴、控ナ.,' こ。t のなんてん、中間のてつせん、留の位閻へつばき、糾雅な形の花だが、ひろやかにのびのびと括してある。なんてんは普通のなんてんが枝振りも風雅でよく、錦糸(きんし)なんてんという小葉のものは枝振りが直で面白味がない。この花湘は吉褐色の陶器で、正而に向けると堅い咸心じなので、少し斜に向けて変化の見える様に考えて活3 七月の花びてなゎんんに□つんせてD c D

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