テキスト1967
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R 清風,.,. ぷ毎月1回発行桑原専慶流網集発行京都市中京区六角通烏丸西入新緑の楓に黄色のたけしま百合は初夏の花であるo広間の床(とこ)にこの瓶花を飾つて,次の間に,しらばしかゆう一柾,篭に活けた。楓の花器は批い褐色の陶器。かゆうの花器はあけびの茎で編んだ手附篭で,これは花器として作られたものではなく,買もの用の手提かご。花器に使つてみると中々調和がよい。黄色と白と緑の花材を,褐色の花器に入れたのだが,色調も落ちつき,清楚な感じがする。二つの花を同じ場所に活ける場合,この様な配応が望ましい。R 青楓たけしまゆりR しらぼしかゆう桑原専慶流家元7月発行R No. 52 いけばなヽ[ -~ ヽ9』1967年--

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