テキスト1966
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•、i;t` がし、0応.{, 鵞$R木瓜(ぽけ)は5月に咲く花である。早咲のものは3月より自然で咲くが温室咲のものは年末12月には花が見られる。普通、花屋にあるのは白色と紅色の2種で枝先まで花のつきにくいもので、その中から枝振りの変化のあるもの、花つきのよいものを選んで活ける。あしらいは、つばぎ、なたね、水仙、菊、白百合、すかし百合、ばら、などの日本種のものから、フリーヂヤ、ラッパ水仙、カーネーション、チューリッ。フなど、いずれもよく調和する。枝振りの変化の多いものであるから、形をうまく見立て、花器に安定する様に考えると、随分変った花型が作れる面白い花材である。ことに細い枝線の材料なので、この枝を通して後方に副材を配置する様に活けると、深みのあるよい形が作れる。つけた瓶花で、花器は褐色陶器(やきしめ)で、少し背が高いが形のよい明るい惑じの花器である。花器の側面に見える切れ目が装飾として効果がある。この様に背の高い花器は枝振りの下った主材、又は下葉の垂れたものが調和よく、花器の側面へ枝葉花の重なる様に活けた方がよい。この写真のボケは左方の留を低く入れてあるが、まだ少し下つているのがよい。して見え色彩的にも美しい。百合は写真⑧は、紅ボケに白百合2本を百合の緑の葉と白い花が、枝を通一輪づき二輪づき程度のものがよfゞ夕ヽ、”ヽv`,“ Rボケ白百合R 6 ユキャナギチューリップの無難なよい取合せというところ。花器は青く黒い横長の狭い水盤で,すつきりとした形で,雪柳の軽やかさに調和している。こんな花器は株をまん中より少し,寄せて活けるのがよい。花器の両端がすく様に活けるのが普通である。しかし,この花器は用い方がいろいろ考えられ,例えばアネモネと日陰かずらを全面に埋める様に活ける様な活け方oカキツバタを左右に並べてーは゜いに入れる様な活け方。いろいろ考えられる。R 雪柳に紅色のチューリップ。普通; ¢’ 1/~ 、

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