テキスト1964
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~ 4月より5月へかけての瓶花2作、盛花2作である。春の花は色も明る<美しい。分量が過ぎない程度にあっさりと活けるのがよい。少し汗ばむ五月に入ると、いけばなも青葉のまじったすがすがしい感じが好ましく、また、花の日持ちが少し悪くなるから、材料をよく選んて新鮮な材料、水揚のよいものを使うようにする。こまごまとした細い花よりも、しっかりとした花材を選びたい。すかしゅりぅんりゆうやなぎ薄紅椿23かゆう邑4ーらつばすいせんばらこ。f ヵュウニューサイラン軽い春の草花2種を小品瓶花とした。茎が細いので縫針をさして留めてある。を右方へ長く出し、この1本で花形が出来上っ軽やかな雲竜柳の枝、根メにスカジュリの紅褐色に薄紅椿をあしらって三種の瓶花を作る。背の高い花器なので椿を前に低く下げて変った調子に作った。4月中句の盛花てある。バラ似黒ずんだ深紅、濃い緑の葉が美しい。花器は淡黄色に白色を交えたガラス器。派手に明るい盛花てある。この季節になるとガラス器も新鮮な感じがして好ましい。これは残り花を集めて作った盛花である。おけい古の花が日持よく、二回分重なった花をとい合せて―つに活けて見た。活けなおして見ると新しい花の様に、気分か変って美しい盛花が出来た。シクラメンカーネーション淡紅のゼラニューム2 3 4 いん頂......... ; ,.. . ~·, , :、、.\-r・ ` ` ーフリーヂヤゼラニューム④ ...' ..

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