テキスト1964
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A、,1 、5ヽ冑:'ーかけ な99f{ま,1問の畳床に書院窓があり、下座に棚盆違いだな)のある床の間を本床と云う。この場合、床柱は角柱が正式てあるが、まる柱のものもこれと同意に考えてよい。床の間にかけ軸をかけ、書院窓に飾道具を飾り、花は床の間の下座、(書院窓と反対の方)に置くのが正式てある。書院窓に飾りものを置かない時は花を床の上座に置いてもよい。床に重味のあるかけ軸、又は強い色彩画をかけた場合には、花は違い棚の下の板へ飾るのがよい。本床(いけばな装飾④ほんどこ)ぷ?[与真は、向うがけの花てある材料はからすうり、白椿2種花器は(へご).て作った懸花器てある。以上が形式をととのえた本床の飾り付であるが、その他、違い棚の上ヘ小品花を飾ったり、書院窓に花を置いたり種々な装飾の仕方がある。要するに,本床、書院、棚の三ケ所を調和よく、釣合いをとって装飾をする訳てある。柱がけのいけばなは、横がけの花とも云い、柱の釘は(床かまち)より3尺1寸5分を中心として、多小高低を見はからって打つ。かけばなは花器が横固きになり、花は落懸(おとしがけ|ー床の前の上にある横木)に並行して枝葉を出すのが原則となっている。高い位置のいけばな.てあるから、っとめて軽く小品に入れる。やまぶき、こでまりの様な垂れもの、椿の小品、乙女百合、野菊、なてしこ、の様な軽やかな草花が調和がよい。向ふがけの花は、採の間のかけ軸の後の中央の壁にある胴釘岱」う<ぎ)に花器をかけ、花形は主として前方へ枝築花をさし出す。この場合には、かけ軸はなく、床の間には向うがけの花のみ飾ることなる。横がけ、向うがけの花は簡素な感じの花てあり、省略の花であり(置き花が正式のいけばな)茶室の花として多く用いられる。床の間の天井に蛭釘(ひる<ぎ)と云う釘を打って(かけ軸より下座の天井にうつ)それに釣花生をつり、花を活ける。これも高い位置の花てあるから、軽やかな花器をつり、軽やかな花を入れる。ことに垂れものがよく調和する。雪柳、こ.てまり、朝顛、てっせん、なてしご、姫百合、笹百合の様に自然趣味の花がよい。掲載のつりはなの絵は昨年の夏、私が挿花して写生したもの.てす。以上、お話したことは和室の基本的な装飾について、の話てあるが、今日の私達の生活はもっと自由に、もっと簡索であることが必要とされる様になっているから、室内のいけばなの装飾も近代的な合理性をもつごとが大切てある。必要な場所に必要なものを置く、と云う意味からも、自由ないけばな装飾の方法を考えたいと思っ°専渓画アメリカよりのお便りバークレイクレア'バランキン(花号・紅花)敬愛する桑原先生もう一度先生におめにかかりたかったの.てすが果せなかったので心残りに存じております。先生のお宅にお伺いしてお流儀の意義の講義をおきかせ頂きましたことは、今ても頑に残っております。先生がお花をお活けになるのを、じかに見せて頂いたのは、私にとってすばらした経験てした。先生の門下に加えて頂いたことは、私にとって名誉なこと.てあり、先生に頂いた名を恥しめない様にと努めております。先生がお嬢様と御一結に私をお訪ね下さって、生花のための絵をお描き下さったことは、私の最も貴重な思い出て御座います。どうか御身体大切にお過し下さいます様、お祈り申上ます。カルホルニア、芭蘭琴紅花(以上、日本文てした、係)(花展開催)宮原愛史氏挿花展10月3日4日倉敷市金光薬品展示場白神転夫誠志氏花展11月1日2日倉敷市中島公会堂/ノつりばな⑤ っ`,り^ばな壁かけの花

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