テキスト1963
84/94

花2作は9月中句の一日、それぞれこの立花は洋花を主材として作った立花である。サボテソ、アスパラカス、ストレチャ、ヒマワリ枯花、洋蘭、タマジダなどの材料を使って伝統の形式の中に明るい色調と感覚を盛り上げた作品である。アスパラカスは黒色染色のもの.て、洋閾は造花を使ってある。造花や色染の材料を用いてあるが出来上った作品からは立花特有の気品を保つ様に考えた。青竹の中筒を使ってそれへ高く草花を入れ、その他の大部分は花瓶に挿した。特に新しい試みではないが明るい惑じをもつ立花と云えよう。柊南天、ユーカリ、ヒマ、弁慶草、イボタ、バラン、椿などを材料として作ってある。大変バラソスのよくとれた作品.てユーカリの副と流枝(ながし)のばらんの形が殊に適切な姿を作り出している。弁慶草の胴は安定感があってよく、椿の前置もよく調っている。花器が少し軽そうなのが気になること、水ぎわが少し太すぎるところも今後の課題として研究すべきであろう。ざんぐりと楽しそうに入った立花て、桑原専慶の立花としては特有の香り高い作品である。以上の立1時間程度で仕上げた作品.てある。ヵ花桑`^原 専漢作B `≫ カ花上野淳泉作ーし•りJ1..っA 立図

元のページ  ../index.html#84

このブックを見る