テキスト1963
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ーJJ33サボテンの中でも軽やかな形の種類てある。名は「ニジキチョウ」と云う。褐色の中に淡黄の花が咲く。これを3本と白花のラッパ水仙の配合である。花器は黒色陶器て四方に角のある新しい感じの形てある。サボテソの様な異質び材料に謁和する様な変った花器を用いえ)花型も材料を活かすことに重点をおいて、自由な創作花型とした。サボテソの直立した形と水仙の直線的な形とを組み合せることは、活ける前の花材を選ぶときに定めていたことであり、またサボテンのにぶい青褐色の茎と水仙の白緑の葉の色0幽調和も計算済て鋏をもった。この二つのはつきりしない色む材料を引きしめるために黒の強い色の花器を選んラッパ水仙だと云う次第てある。さて活けるに当って水仙をまん中にはさんて左右にサボテソを立て、中央にラッパ水仙は花を三輪、上の方に重ねて位置をすえ、一輪は水盤に低く前方へ短く入れて配置に変化のある挿し方をした。花器の形は両端が変っているのでそれを引き立てるために、株を中央にすえたが、ご丘化型は>型の対照型て扇をすばめた様な形になっている。株もとが狭く上方にひらく感じがあり、水ぎわて花器が広がって安定のある形てある。(2月号の牡丹と松かさの瓶花と同じ形)この花型は大変明るい感じであって中々よい花型てすから材料を変スて研究して御覧なさい。(類例配合)こ.てまりラッパスイセソサソセベリヤカーネーション帯化柳アマリリスこう」の形Q花器てあ委四カ竹と云っても自然0四方竹てはなくてこれは孟示の斑竹に加工して四用の形に作った竹であるしすっきりとした新しい切口の花器は新鮮な感じであるスを一種和にした\二直切筒、一重切箇もこれと同じ様に窓の花器に花を活ける場合に大切なことは花器に枝葉がふれない様に美しい空間を作って活ける様にする。それがためには花材を前方へ浮き出させて活る。かきつばた、中輪菊、ささ百合、女郎花、ききようの様な材料もこのアイリスの様に、花器の上方へのび出る様に高く活けてもよい。また、寒菊、山蒟、せんりようこQ竹器は四方竹て作った「あん2アイリスすかし百合、ぱらなどの材料は低く活けて上端を越さない様に活けるとよい調和がとれる。また、つばき、ばたん01様な大輪0花はこの竹器の窓の中へ小さく人れる々な活け方(Jえる様に、花菜てかくさない様に活けることが大切てある)これに●)イリ花型は小さく活ける場合は中央から前方へ出る様に花築を出し横へ張灼出さない形がよい出る形の楊合は写真の様に1兵を低く副の長い副主型の形に入れるとよい花型になる。せんりよう、山菊の様な材料は花器の口からすぐ左方又は右方へ流れる様に横に出る形がよい。この場合は真を高く上げない。床の間に呉塗(黒色)の薄板をしきそれへ飾るとよい調和である。どQ場合朽竹器し切い口を芙しく見,ー山来る花器であるが、上端よりのびこQ様に種化Ciあるところを前に出します。例④ 三角の形の花器はどこを前にしてお花を活ければいいのだろう。四角の形の花器はどうだろう。と花器の形、種類が多いだけに疑問が起ってきます。それについて必要な考え方をお話しましよう。三角の花器は平面を前にしても角(かど)を前にして活けてもよい。四角の花器も同じ意味て、平面を前に使っても角を前に出してもよいことになっています。耳附の花瓶は左右の両耳を正しく左右に位置をきめ、これは狂わない様に置きます。丸型の花器は周囲のどこを前にしてもいい訳ですが、陶器の場合には図案のある壺は図柄のよいところを考えて前へ出します。上釉り)の変化のある陶器はくすりの変えば伊賀焼や流れぐすりの面白い壺の場合、特にぞの釉薬の変化ぴあるところを見る心持て前へ出しますが、全然そんな事には無関心の人があり、よいところを後方にまわして平凡な場所を前にして花を活けている方達があります。注意せねばな灼ませんニ二本足の花器はその一太を前にして活けます。四本足で手0.唸い花器は二本足を前に出しても二倅足を前に使ってもどちらてもよい訳です。四つ耳のある花器は、四つ足の場合と同じ解釈をします。四ツ手(うわぐすサボテン花器の向きァィリスサボテ‘ノ・水仙

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