1962
16/27

て「春蘭」ー—ジュンラン蘭□且[□i尺i〗〗のてある。まづいやり方は葉を一たばにかためて挿すこと。蘭の葉を一とかためにかためて挿すと如何にも作りごとの様になって重くるしく閾の個性が失われる。日本画に書いた閾の様に、細く美しい葉が曲線を作ってかる<挿されているのがよい。そのためには細い蘭の葉を丁寧に二、三枚、四五枚づつ分けて、ところを変えて挿すと軽やかに見える。自然のままの茎をそのままこわさず挿すのがいいのだが、ばらばらになったものは、二、三枚づつを白い根株のとごろで輪ゴムではさみ束ねて挿すと美しい技巧に仕上る。花屋て買うと少い様に見えても葉数にすれば相当沢山あるものである。その中から美しいもの、形のよいものを選んで数少く挿す。軽く花の上を越して一枚づつ挿すこともあこんなに丁寧に作ると蘭のほんとの美しさが感じられていいお花になる。私達がお稽古に使うのは主としんすらん」この二つが殆どであるし盛花や瓶花に蘭を使うときは前方の株もとへ挿してはいけない。必ず後方か横(中間の横か副の位置)に挿すのがよい。前方へ挿すと蘭の足もとが見えすいて形が悪い。3ー「か瓶花副主型の基本型てある。入って行くのがよい。蓮の実を真、副‘胴‘控に一本つつ季し、中間には葉柄一本を入れた合はこの形を左へ傾ければよいわけてある。バラは留に2本入れ中間を低く控を高くして1本づつ挿してある。ごれと反対に中間を高く控を低く作ってもよい。中間にバラが入っているがは竹を細く割り丁字留にした。蓮の実はなるべく形の変ったものを選んてそれぞれ実に配置に変化を作る様にする。枯蓮の色は褐色。ばらは淡紅とクリームの二種交っている。ばらの葉は濃い緑色てある。蓮の渋い褐色に鮮麓なバラの配色は美しい調和を作り出している。(配合例)枯蓮・ばら瓶花を習う人は始めこの型からこの花型は立体であるが斜体の場枯蓮ー中菊枯蓮ーせいひ椿枯蓮ーダリア枯蓮ーゼラニューム菊の盛花。秋には一度は活けてみたい盛花である。中輪大輪を交えて五六、本ばかりで作れる。小菊中菊をまぜても調和がよい。写真の盛花は白菊大輪2本、.中輪の白2本、濃い紫赤の中輪2本の材料で一種挿とした。数には制限はないから適当に加減してもよい。花型は左勝手の副主型盛花てある。全体が少し前へ傾いている。真副に大輪2本、胴留に中輪2本、中間と控に赤の二輪づきの菊を2本入れた。留は全体をふっくらと豊かに見える様にやや長く出して中々強い感じてある。この留の出し方が一寸むつかしいが前斜にぐっと出してある。控は後方へ深く引いて奥行を作ってある。菊の盛花て何より大切なこは豊かな葉がたっぷりとしてみづみづしい感じに見えることである。貧弱な葉の菊ては感じが出ない。そのためには材料をよく選択せねばならぬ。この花器は腰高の青磁色の水盤て配色にも充分注意したつもりである。る゜菊の盛花こ1本れて高はく低入いれたので。バ、ラ真と副蓮と均の衝軸のをと二つると意も味中て間中て間あにる蓮。の今足葉柄もとを④

元のページ  ../index.html#16

このブックを見る