京都・花暮らし |
いけばなと小舞・狂言の融合 2003年3月26日 京都ブライトンホテル | |
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花と舞う 公開いけこみや、デモンストレーションなど、花を活けるところを見てもらうことは度々あったが、舞台で演じるという見せ方は、今回が初めてであった。 麗しい三人の女性と藤井氏に介添えをしていただき、花をいけるということを象徴的に視覚的に演出してみた。 舞台では私の活けた花に、それぞれに因んだ小舞を舞っていただいた。 五葉松に牡丹をいけた前で、茂山千三郎氏が「福の神」を力強く優雅に舞われた。 私が持ち出した松の立花(りっか:桑原専慶流に伝わるいけばなの原点)には、茂山千五郎氏が台湾熊谷草を正真(立花の中心のところ)に挿してから「子の日」を厳かに舞って下さった。 そして、私が花の精の手を借りていけあげた櫻のなげいれには、人間国宝の茂山千作氏が「細雪(ささめゆき)」を情感深く舞い納めて下さいました。 先代家元から茂山家とは御縁が深く、今回このような形でご一緒に一つの舞台をつくらせていただけたことに、深く感謝しています。ほんとうに素晴らしい経験でした。 和則 |
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