出品記録 |
野外いけばな展 2003年3月7日 | |
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今日から「京都・花灯路」現代いけばな展前期がはじまり、私(桑原和則)も1作出品しています。 会場は京都東山の円山公園で、あの有名な枝垂れ桜の東側に設えられた花席にいけています。 「京都・花灯路」というのは京都府、京都市、京都商工会議所、京都仏教会、平安建都1200年記念協会、京都市観光協会の主宰で、 京都の東山界隈を灯りや花、その他いろんな催しでつないで、春の宵に沢山の方に歩いて楽しんでもらおうという企画です。 その関連で、私達華道家はメイン会場の円山公園に野外いけばなで、花を添えようということになったわけです。 夜には1作毎に照明があてられ、夜の闇に浮かび上がるいけばなは、昼間とはぜんぜん違う表情を見せてくれていました。 左の写真は私のいけばなで、昼間に撮影したものです。 濃い赤色から薄いピンク色のガーベラを浮かし花にしています。 丁度真上には櫻の木が枝を伸ばしていて、やがて咲く櫻の花を連想してもらえればという思いでいけました。 夜には真横からのライティングでガーベラに陰影がくっきりとついて、昼間とは違う表情をみせてくれて、 なにか花の情念のようなものを濃厚に感じました。 展示は13日の10時までで、そのあと後期の先生方がいけこまれます。 雨の中のいけこみで皆さん大変なおもいでいけておられましたので、どうぞ足をお運びいただいて、それぞれの花に託されたメッセージを感じに来て下さい。 春雨を 心地よさそに のせる花 三日月に 添いつ流れる 花の精 和則 |
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